人間関係 自分を大切にする距離感(1)

March 12, 2014

人は、人との関係の中で生きています。人は、人との関わりを全く持たない状態で産まれ、生きていくことはできません。

そのため、人間関係は、生きていく上で大きな影響を及ぼします。

人間関係は、大きな喜びや楽しみを湧き起こすこともあれば、時にややこしく、難しく、苦しく感じます。

相手が自分に影響のある関係であればあるほど、その思いは強くなるでしょう。

「問題」は、人間関係において、難しさや苦しさを感じているときに起こっています。

 

カウンセリングで人間関係がテーマになっているとき、悩んでいる方のほとんどは、自分が苦しめられている側です。ひどいことをされたり、いいように使われたり、馬鹿にされたりという立場のほうにいます。

もちろん、時々、苦しめる側のほうからの相談もあります。他の人に、怒鳴ったり暴力をふるったりしてしまう自分を変えたい、というテーマです。

どちらの側であっても、人間関係の距離感の狭さ、逆に言うと、人間関係の距離感が近すぎることが共通しています。

 

では、この「距離」。どういったものなのでしょうか。

 

ちょっとしたワークをしてみましょう~。

あなたが、ある人と向かい合って立って、その人に少しずつ近づいていきます。数メートル離れたところから近づいていくとき、どこかの段階で「なんとなく居心地がわるい…」というような感覚が生じます。

そこでストップ。その手前が、あなたにとって、居心地の良い物理的な距離感というわけです。

さて、これを相手からもしてもらいましょう。相手がずんずん近づいてきます。相手もその人が「ここまで」と思うところでストップ。

さて、あなたと相手の距離は同じぐらいでしたか?近すぎますか?ちょっと距離を感じますか?

別の人とやったとき、どうでしょうか。相手が、見知らぬ人、異性、友人、恋人や配偶者だったら…?

それぞれできっと、微妙にでも、距離が違っているはずです。

私たちは、実は、この物理的距離を自然に、無意識にとって、相手と話しをしています。(※この「距離」は文化的にもある程度決まっていて、日本は比較的距離が大きい文化なようです)

 

こころの距離感も、実は同じなのです。

当たり前のことですが、全然見知らぬ人だと、ちょっと警戒し、あるいは無難な感じで、会話をしているはずです。

逆に、とても親しい人とでは、ざっくばらんに会話をしているでしょう。

ところが、人間関係が「問題」になっているとき、この距離センサーが上手く働いていないようです。

先にも述べましたが、たいていの場合、実際の相手との心理的距離と、自分が感じている距離では、実際の距離の方が近すぎになっています。自分で気がつかないうちに、心理的距離が近すぎているのです。

近すぎていて、本当なら自分の「居心地悪いよ~センサー」がピピピピと鳴るべきところ、それが働いていないので、アラームが鳴らず、辛かったり苦しかったり、あるいは逆にやりすぎているというわけです。

 

実はこのとき、アラーム自体が故障している場合と、アラームは鳴っているものの、それに気づかない場合とがあります。

この両者はハッキリとわけられるものではありません。時計や警報機みたいな機械ではなくて、人間ですからね。だいたいどちらのほうにより比重が大きそうかという程度の分け方と考えていただいた方がいいと思います。

 

さてさて、では。どうやってアラームに気づくか、そして、気づいたときにどうやって適切に対応するか。

次回に続きます~。

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