DVの映画②「世界にひとつのプレイブック」

DVの映画、第二弾です!(一つ目はずいぶん前でしたね~。スミマセン)

「世界にひとつのプレイブック」

こちらは、2013年のアカデミー賞で、作品賞にノミネート、主演女優賞を獲得している作品です。

あらすじは…

妻の浮気が原因で心のバランスを崩したパットは、家も仕事も妻も、すべてを亡くしてしまう。今は実家で両親と暮らしながら、社会復帰を目指してリハビリ中だ。何とか妻とヨリを戻したいパットは、彼女の理想の夫になろうと努力するが、妻は接近禁止令を解いてくれない。 そんな時出会ったのが、近所に住むティファニー。愛らしい姿からは想像もつかない、過激な発言と突飛な行動を繰り出 す彼女に、振り回されるパット。実は彼女も事故で夫を亡くし、心に傷を抱えていた。ティファニーは立ち直るためにダンスコンテストへの出場を決意、パットを強引にパートナーに任命する。人生の希望の光を取り戻すための、ふたりの挑戦が始まった―!

この映画、実は直接DVを扱ったわけではありません。

映画の中ではほとんど触れられていませんが、主人公のパットは、浮気をした妻とその愛人にかなりひどい暴力をふるったようで、そのため逮捕→精神疾患ということで強制入院となり、冒頭はその病院のシーンから始まります。

暴力をふるったことで、パットは妻から「接近禁止令」と申し立てられ、裁判所から命令が出されています。

妻に会いたいものの、接近禁止令のために会うことができず、主人公はもがき苦しみます。

日本でも、DVの被害者の安全が確保されるよう、「保護命令」を申し立てることができます。

保護命令には、被害者(とその家族)に近づいてはならないとされる「接近禁止令」と、被害者と加害者が住んでいた家から、加害者に一定期間退去を命じる「退去命令」の二つがあります。

これは、警察または各都道府県の配偶者暴力相談支援センター(現在は市町村にもその機能を持っている自治体があります)での相談を通して、裁判所に申し立てることで、加害者に命令を出すことができます。

詳しくは内閣府男女共同参画局のHP(http://www.gender.go.jp/e-vaw/law/12.html)。

映画に戻りましょう~。

この主人公は、「躁うつ病」と診断されていました。どうも「躁」のときに暴力的になるようです。

主人公は、妻とヨリを戻したくて、一生懸命体を鍛えます。痩せてかっこよくなれば妻は自分を愛する―ものすごい思い込みで、周囲の言葉も聞き入れず突っ走ります。

まさにストーカー…。

当カウンセリングルームでは、DV被害者へのカウンセリングを行っています。

セラピストは、長年被害者支援に携わってきました。 その立場からすると、こんな夫、やっかいだなぁ…、と思わずにはいられません。コワイです。

ですがやはりここは映画(!?)、なんだか主人公の哀しさ、滑稽さに感情移入してしまいます。

そして最後は、大爆笑シーンも…。おかしくて、そしてホロリとする映画になっています。

DVと一言で言っても、当然ですが、人それぞれ、カップルそれぞれの関係、問題、展開があります。

「被害者」も「加害者」も一様ではありません。

ですがDVの多くは、女性が社会的に弱い立場におかれていることからくる、暴力的な構造の中で生まれています。

社会的、一般的なDVについての情報は、書籍やインターネット上でも多くありますので、このブログでは、少し違った点から~個々のケースにおける展開について~触れていきたいと思います。

続きは別のブログで!(今度は空かないようにします~)

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