心を開く(1) 映画「鑑定士と顔のない依頼人」から

「鑑定士と顔のない依頼人」のDVDを見ました。 映画館で見たかったのですが、逃してしまったので、レンタルで。 結末にびっくり~。 いろいろと考えされられました…。 ここからはネタバレ満載ですので、まだ見てないかたは、ぜひ先にご鑑賞ください~。

「鑑定士と顔のない依頼人」ストーリーWebサイトより 物語の始まりは、ある鑑定依頼。引き受けたのは、天才的鑑定眼をもち、世界中の美術品を仕切る一流鑑定士にして、オークショニアのヴァージル・オールドマン。それは、資産家の両親が亡くなり、屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという若い女性からの、ごくありふれた依頼のはずだった。ところが──依頼人は嘘の口実を重ねて決して姿を現さない。ヴァージルは不信感を抱くも、屋敷の床にもしそれが本物なら歴史的発見となる、ある美術品の“一部”を見つけ、手を引けなくなる。やがて、彼女が屋敷の隠し部屋で暮らしていることを突き止めたヴァージル。 決して部屋から出てこない彼女と壁ごしのやり取りを重ね、我慢できずに姿を覗き見たヴァージルは、美しいその姿にどうしようもなく惹かれていく。ところが、ある日、彼女が忽然と姿を消す─。果たして奇妙な鑑定依頼の本当の目的とは?ヴァージルの鑑定眼は本物か、節穴か?謎はまだ、入口に過ぎなかった──。

主人公ヴァージルはいつも手袋をつけている潔癖症。人間嫌いで女性恐怖症。人を信じず、誰も近づけません。 オークショニアであるヴァージルは、本物を「偽物」と評価し、安い価格で友人のビリーに落札させ、ビリーからそれを受け取るという、詐欺行為を行っていました。 そうやって手に入れる絵画はすべて女性の肖像画。それをヴァージルは、家の中にある、厳重に隠された秘密の部屋に飾り(だって詐欺で得た美術品ですからね)、それを眺めるのが至福のひとときなのでした。ヴァージルは、「ニセモノ」の女性の視線しか受け付けない、受け付けられない人でした。 そういうヴァージルを知るただ一人の人ビリーは、画家でしたが、ヴァージルは彼の絵画を決して認めようとはしませんでした。 そこへ美術鑑定を依頼したのがクレア。彼女の広大なお屋敷の地下に、からくり人形の部品がありました。これが「億」の価値のあることをヴァージルは見抜き、その部品の再組立てを、機械屋のロバートに依頼します。 一方クレアは、広場恐怖症で、ヴァージルに依頼するも、決して彼の前に姿を見せようとはしませんでした。 広場恐怖症というのは、パニック障害で、一定の場所に行くとパニック発作を起こすため、近づくことができないという精神の病気です。クレアの場合は、非常に重く、家から出られず、人に会うことができない状態でした。 しかし、いくつかの出来事、ロバートのアドバイスがあり、二人は次第に近づいていきます。 そして、ヴァージルだけが、クレアが会うことのできるただ一人の人となったのでした。二人は結ばれたものの、クレアは外出することができません。 そんな中、アクシデントがあり、クレアは外に出ることになります。そしてようやく、クレアはヴァージルの家で暮らすことになりました。恐怖症の二人が、お互いにだけ心を開くことができたのです。ヴァージルは、クレアにだけ、自分の秘密の部屋を明かして招き入れました。 ヴァージルは、遠方で開催されるオークションの仕事を最後に引退することを決意しました。 そして仕事を終え、家に帰りましたが、クレアがいません。 ともかく、クレアが持ってきた彼女の母親の肖像画を、秘密の部屋に飾ろうと入ったとき。 絵がすっかりなくなっていたのです。 そして、その絵の裏には、ビリーのサインが。 そう、これは、ビリー、クレア、ロバートが仕掛けた、壮大な罠だったのでした。 えええぇぇぇ~。すっかり騙されて衝撃を受けている私。そんなオチだったとは~。 その後ヴァージルは心を病み、精神病院に入院しているシーンになります。 一方、クレアがかつて行ったという、プラハのカフェに一人で出かけ、席につきます。 「お一人ですか?」と聞くウェイターに対し、すこし間が空いて、「もう一人来るのを待っている」と答えたヴァージル。 え、え、え、え!? どういうこと? と、いろいろと考えた映画でした。 そこで思ったのが、 「心を開く」 そして「本物の〝愛〟とは」 ということがこの映画のテーマの一つではないか、ということでした。 「心を開く」「人を愛すること」 これは、カウンセリングでもテーマになることがあります。 つづきは次回~。

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